審美補綴歯科治療
before
after
年齢 | 53歳 |
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性別 | 女性 |
治療内容 | 審美補綴歯科治療 前歯4本ジルコニアセラミッククラウン |
治療期間/回数 | 4回 |
費用 | 520,000円+消費税 |
注意点/デメリット | 自費治療となる |
補綴(ほてつ)治療とは、虫歯やケガなどで歯の一部を損失した時や歯を失った時、詰め物や被せ物、ブリッジや入れ歯などで機能を補う治療です。これらの治療は保険の範囲でも受けることができますが、素材や治療方法に制限があるため、見た目の違和感があったり、物によって金属アレルギーのリスクなどがあることも知られています。 一方の審美補綴治療は、素材などの制限を受けないのでセラミックなどを選択することができ、外観の美しさや機能の高さ、健康面にも配慮することができます。
歯が欠けたときや歯を失ったとき、放置すると噛み合わせのバランスが崩れて、他の歯にもトラブルが起きやすくなります。また、会話がしづらかったり、見た目が悪かったりもします。また、歯がそろっていないと、噛みにくいことから食後、胃腸に負担がかかりますし、あごの関節にも負荷がかかってくるので、放置するとデメリットが多数あります。虫歯の治療で、痛みがなくなった時点で通院を辞めてしまう人もいますが、補綴が完了するまでしっかり通院しましょう。
補綴物の素材としては金属や樹脂、セラミックなどの選択肢がありますので、予算やライフスタイル、欲しい機能などを踏まえて選んでください。当院はそれぞれの素材のメリット・デメリットをていねいに説明いたします。
歯の全体に被せるように作成する補綴物です。虫歯などで歯を大きく削った時に使いますが、神経を除去したケースでも歯の保護のためにクラウンを用います。
セラミッククラウンは材質の違いによる白さや強度ばかり語られがちですが大切なのはあなたの他の歯と調和し、お口全体で美しさと機能性のバランスを取ることです。
クラウンの場合、ご自身の歯を大きく削ることになりますが、審美面ではもちろんのこと、噛み合わせや歯並びの矯正など様々な問題に対応可能です。また、歯の状態によってはクラウンを選択することで歯やお口の健康のためになります。
一部の歯を失ったときに適用する補綴物です。失った歯の両隣を土台として、橋を架けるように連続した補綴で機能を補うのでブリッジと呼ばれています。
部分的に歯を失った症例に対して適用する入れ歯です。残った歯にばね(クラスプ)で引っ掛けて固定します。
上顎、下顎のどちらか、または上下の歯をすべて失ったときに適用する入れ歯で、床と呼ばれるピンクの部分と白い素材で作った人工歯から作られています。
セラミックのクラウンは、保険治療のいわゆる銀歯と異なり天然歯に近い白さと自然な審美性を持ちます。
クラウンはご自身の歯を土台(支台)にしながら審美面を大きく改善できること、噛み合わせや歯並びの矯正などの問題に対応できる点が特徴です。
金属を使用せず、全てセラミックでできたクラウンです。透明感があり、天然の歯に近い見た目で審美性が高いため、主に前歯に使用されることが多いクラウンです。
金属を使用しないクラウンです。通常のオールセラミッククラウンよりも強度の高いセラミックを土台に使用しており、強度・審美性共に大変優れています。
歯ぎしりや食いしばる癖のある場合、オールセラミッククラウンでは割れたり欠けたりする恐れがあるため、金属のフレームにセラミックを被せたメタルボンドクラウンが使用されます。
口を安静にしたとき唇は上下でわずかに開いた状態となります。その時に真ん中の前歯の見える長さは年代によって異なります。唇から見える歯の長さは歳をとると共に減少していきます。多くの人は若く綺麗に見えることを好むため、たとえ年齢が高くても前歯の位置は唇から2~3mm見える位に設定します。
これはスマイル時の下唇の形がポイントとなります。下唇のカーブに調和するように2番目と3番目の歯を位置づけます。
第1ステップと第2ステップで歯の先端の位置が決まったのでその人に調和した、歯の形と大きさ・笑った時の歯茎の見える量・前歯の歯茎の高さの関係の全てを考慮し決めていきます。
しっかり噛めることはもちろんですが、微笑んだときに見える歯を治療した時は審美も重要となります。